建物を取り巻く環境に影響を与える物質には、アスベストやPCB、飲料水の汚染など健康被害をおよぼすものから、フロン・ハロンなどの地球環境に関係するものまで、多くの種類があります。
それらの物質は、建物の様々な部分に使用されている可能性があり、その使用・保管には、リスクが伴います。
私たちの生活をより快適にするために建物環境を良質にすることは、周辺環境や地球環境を良好なものにするためにも重要です。
SBIアーキクオリティの建物環境調査は、建物環境のリスク管理をサポートします。
アスベスト
石綿(イシワタまたはセキメン)とも呼ばれ、天然に存在する繊維状の鉱物です。
アスベストは加工性、耐熱性・対磨耗性等にすぐれているため、断熱材や配管・ボード類等の建材に広く使用されていました。
その後、繊維が肺に混入すると肺がんや中皮腫の原因になることが明らかになり、次第に規制されるようになりました。
現在では、アスベストを混入した建材の製造と吹付け材等の使用の禁止や、解体時の周辺への飛散防止対策等が法律で定められています。
PCB(ポリ塩化ビフェニル)
PCBは熱安定性・電気絶縁性に優れており、電気設備のトランス、コンデンサー等に広く使用されていました。
その後、1968年のカネミ油症事件によりPCBの毒性が明らかになり、PCBを使用した機器の製造・販売が禁止されました。
PCBを所有する事業者には適正な保管・処理が義務付けられています。
また、PCB規制後も、設備機器に使用された再生油の中に低濃度PCBが混入していることが判明し、問題となっています。
建物環境調査では下記の調査をもとに、建物環境へのリスクを判定します。
資料調査: | 設計図や竣工図を基に、建築材料や設備に有害物質が含まれている可能性を調査します。 |
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現地調査: | 建物・設備の使用状況、維持管理方法、有害物質の保管等から、建物環境への影響を調査します。 |
調査対象項目 |
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そのほかの項目についても対応いたします。
また、各項目に応じた詳細調査・測定調査についても対応いたします。
対象となるエリア | 日本全国(島しょについてはご相談ください) |
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対象となる建築物 | すべての建築物 |
所要期間・費用 | 用途や規模、調査項目により異なります。 |
下記までお気軽にお問合せ下さい
建築調査鑑定グループ
TEL 03-6871-9504(代表) / FAX 03-6871-9509