私たちが多くの時間を過ごす室内の環境を快適な状態に保つ要素には、温度や湿度・気流等の空気の状態、二酸化炭素・一酸化炭素・浮遊粉塵の濃度、ホルムアルデヒド・クロルピリホス等の化学物質の濃度、騒音・振動の数値、臭気・ばい煙の有無等、多くの項目があります。
建物の高気密化やさまざまな建材の使用によりシックハウス症候群やアレルギー反応、一酸化炭素中毒等の発生が問題となっており、室内環境についての関心も高まっています。
室内環境の悪化の原因は、建物の建材や内装材だけでなく、家具や防虫剤、化粧品、喫煙、冷暖房器具等さまざまです。
室内環境の維持には、まず室内の空気の状態を把握し、それに応じた換気対策や住まい方の工夫が必要となります。
SBIアーキクオリティの室内環境調査による室内の健康管理が皆様の健康をサポートします。
シックハウス症候群
新築やリフォームを行った時に、目がチカチカする、のどが痛い、めまいや吐き気・頭痛がする等の症状を引き起こす場合があります。
その原因のひとつに、建材や内装材・家具・日用品等から発散したホルムアルデヒドやVOC(トルエン、キシレンその他)などの揮発性有機化合物による室内空気の汚染があると考えられており、これらをシックハウス症候群とよびます。
建築基準法の規制
建築基準法では、住宅を含む居室を有する全ての建築物について、「シックハウス症候群」の原因物質と考えられるホルムアルデヒドとクロルピリホスについて規制が定められています。
ホルムアルデヒド
刺激性のある気体で木質系の建材などに使われています。
- 居室の内装仕上げに使用するホルムアルデヒドを発散する建材の面積が制限されています。
- 居室における機械換気設備の設置が義務付けられています。
- 居室へのホルムアルデヒドの流入防止措置が義務付けられています。
クロルピリホス
木材に塗布・浸透するシロアリ駆除剤などに使われています。
- 居室を有する建築物へのクロルピリホスの使用が禁止されています。
ホルムアルデヒド・VOC(トルエン・キシレン)等の揮発性有機化合物の調査の方法
【新築物件】
空気中の揮発性有機化合物の最大濃度を測定します。
室内空気の採取の方法 |
(1) 30分間換気を行う。 (2) 室内を閉鎖して5時間以上放置する。 (3) 30分間でサンプルを採取する。 |
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その後、採取した室内空気のサンプルを分析し、報告書を作成します。 |
【既存(中古)物件】
通常の状態での空気中の揮発性有機化合物の濃度を測定します。
室内空気の採取の方法 |
(1) 24時間でサンプルを採取する。
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その後、採取した室内空気のサンプルを分析し、報告書を作成します。 |
対象となるエリア | 日本全国(島しょについてはご相談ください) |
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対象となる建築物 | すべての建築物 |
所要期間・費用 | 用途や規模、調査項目により異なります。 |
- 例) 木造2階建・新築住宅のリビング(12畳)のホルムアルデヒド調査を行う場合
所要期間:14営業日程度
お申し込み日より7営業日程度で現地調査を実施します。
その後、7営業日程度で報告書をお渡しします。費用:20,000円より
下記までお気軽にお問合せ下さい
建築調査鑑定グループ
TEL 03-6871-9504(代表) / FAX 03-6871-9509